炭酸ガスの代わりに薬剤をまぜた液体を卵管に注入します
薬剤には卵管の炎症を抑える抗生物質や癒着をはがす
たんぱく質分解酵素などが使用され
卵管をつまらせている粘液や血液の塊などを取り除きます
治療は月1回月経直後に行われます卵管の両側に炎症がある場合に
治療効果がある場合が多く治癒率は30パーセントです
たまに卵管に残った薬剤が原因で腹痛などの副作用が起こることがあります
このようなときは治療を中止します
通気治療通水治療ともに治療の処置が大事です
月経終了後から治療が始まるまどの期間セックスを行う場合はかならず避妊が必要です
治療中に受精すると治療のために注入された
炭酸ガスや薬剤の圧力で受精卵が押し流され子宮外妊娠を起こすことがあります
痙攣性卵管通過障害治療
卵管は腸のようにうねるように動いて受精卵を子宮に送ります
ストレスなどで卵管が痙攣を起こし受精卵をうまく送れなくなることがあります
痙攣性の通過障害といい原因の多くは精神的な緊張ストレスです
治療には卵管のけいれんをおさえるために
平滑筋弛緩剤や精神安定剤が投与されます
薬により卵管の緊張がなくなれば症状は改善され
ストレスを招いている原因をとりのぞくために
カウンセリングなどの心理療法が推奨されます